深刻な靴の中の環境問題と靴のゴミ
増えつづける合成接着剤や化学物質


東京都立皮革技術センターの平成10年度受託試験科目によれば靴等に使用される革について六価クロムやカドミウム・コバルト・水銀・鉛等の重金属の溶出試験の記述がありました。

実は靴類の製造過程ではこの他にも合成接着剤や シンナー・トルエン・エチレン等の揮発性有機溶剤が大量に使用され、これらが環境ホルモンのひとつであるクロロホルムやホルムアルデヒドに変化する可能性も指摘されています。

また靴が出来上がるまでには柔軟剤や撥水剤・防カビ剤も当然のごとく使用され、いわば市販されている靴の中は様々な化学物質と揮発性有機溶剤が複合的に充満する劣悪な状況にあります。しかも靴は購入後も様々な手入れ用クリームが塗られ、さらに抗菌スプレーや消臭スプレー・水虫薬が日常的に掛けられているのが実情です。

「えこる」では、靴内環境の改善を実現すべく植物性タンニンなめしによる皮革を採用したり、揮発性有機溶剤や合成接着剤の使用量を従来品の約1/20に抑制した低ケミカルな靴づくりを行っています。

また本来「食べられるほどナチュラルな素材」であるはずの牛革や豚革が持つ安全性としなやかさ・通気性を引き出すために、革の表面をヤケドさせるような靴の高温成形法をやめることで 省エネルギーを実現するとともに、靴底の交換をしやすくして靴の寿命をのばし、結果的に靴という不燃ゴミを減らす地味な努力も続けています。


また「えこる」は資源のリサイクルをめざし、60度のお湯で繰り返し溶融できる「おもち」のような生分解性樹脂を用いて靴型を製造しています。実はこうするすることで靴型というやっかいな産業廃棄物をなくし、履きやすく骨格に適合した靴型の開発も自社で容易に行えるようになりました。

このため「えこる」の靴は、多くのお客様から「清潔で通気性に優れ、靴特有のニオイもなく、しかも疲れにくい、もうほかの靴はきたくない」と好評です。

なお「えこる」では廃棄する靴類を回収し、回収した靴は甲革部分と靴底部分を分離して分別処理すると共に、販売の時点で不要となった靴箱は工場に送り返し、リサイクル使用しています。

お客様のご協力とご理解をお願い申し上げます。